プロフィール
このたびは「三線訪問.net」をご覧いただきありがとうございます。
当サイト主宰の藤本哲人と申します。
このページでは私の自己紹介、三線とのつきあい、そして訪問演奏について記させていただいております。
かなり私的な内容でお恥ずかしい限りですが、よろしければご一読ください。
1969年 兵庫県宝塚市の山本という町に生まれました。
山本は日本三大植木産地と言われる園芸が盛んなところです。
そんなところですので、小学校のころは毎日近所の田畑をかけまわっていたのですが、遊びに忙しくありつつもピアノとクラッシックギターを学んでいました。
ピアノは先生がかなりキビしい人で、泣きながらレッスンを受けていた思い出があります。
ギターは自宅近くの「笹部音楽教室」に通っていました。笹部先生は若くてカッコイイお兄さん。優しく丁寧に教えてくれ、時にはきちんとしかってくれる先生でとても好きでした。
今思うと笹部先生の教室ではたくさんのことを経験しました。
クラッシックギターの演奏会でステージで一人で演奏し、緊張しながらもステージで演奏する快感を知ったのがこの時だったと思います。
また、教室にはバンドセットがあり、一緒に通っていた友達と3人でバンドで演奏したのがとても印象に残っています。1曲だけですが(笑)。
その時の私のパートはベースで、「ギターがかっこいいのにな。。」と思いながら弾いていたのですが、あの時ベースに触れていたおかげで楽曲におけるベースの重要性がよくわかるような気がしています。
笹部先生は今、尼崎市で「ササベミュージックスクール」を運営されているようです。
http://www.sasabemusic.com/index.htm
(※2017/10追記:2017年に笹部先生にこのサイトを見つけていただき、ご連絡をいただきました。そして三十数年ぶりに再会させていただきました。教室に通わなくなってからずっと気になっていたので、再会できて感激です。先生、見つけていただきありがとうございました!)
小中学校時代は剣道にあけくれ、高校、大学はテニスに没頭。
その間も音楽好きはかわらず、折からの80年代洋楽ブーム、J-POPブームもあり、音楽リスナーとして常に音楽は身近にあるものでした。
ただ、なぜだか自分で演奏することには一線をひいていて、楽器に触れることなく過ごしていました。
三線との出会いは、大学時代にThe BOOMが「島唄」で弾いているのを聞いたときでした。
イントロで聞こえてきた三線の音色を聴き、なぜだかとても衝撃を受け、「この音好きだ!」と直感したのが最初の出会いでした。
その後、社会人になってからも、何か忘れ物をしたような気になりながらも楽器に触れることなく過ごしてきたのですが、4年前の春、単身赴任で東京にいるときに、「三線を弾きたい」、「三線を弾きながら自分で「島唄」を歌いたい」という衝動を抑えることができなくなり、気が付くと練馬駅近くの「ちんだみ三線店」に駆け込んでいました。41歳にして楽器再デビューです。
弾き始めたころはキレイな音がなかなか出なかったり、楽譜(工工四(クンクンシー))を覚えられなかったりと、フラストレーションを感じながら片手間に弾いていたのですが、弾き始めて3年目になるころから、急にうまく弾けるようになってきました。といっても素人レベルですが。(笑)
そして、以前から何となく関心のあった介護施設でのボランティア演奏にトライしました。
「三線の優しくて力強い音色が、お年寄りのみなさんにとってもきっと心地よいのではないかな。少しでも楽しんでもらえたらうれしいな。そして子供の時に知った、人前で演奏することの楽しさをもう一度感じたいな」と思い、自分のスキルレベルは棚に上げ、家の近くにある介護施設に電話で持ちかけたのが最初の訪問演奏でした。
最初の演奏は、我ながらお恥ずかしい限りなのですが、利用者のみなさん、職員のみなさんに温かく受け入れていただけたおかげで、より一層練習に励み、レパートリーも増え、利用者のみなさんと楽しく会話をしながら演奏できるようになってきました。あの時、三線を買いに走ったこと、そして勇気を出して施設に電話をしたことがとてもよい結果になっていると思います。「思うだけじゃなく、一歩を踏み出そう」ということの大切さを身をもって感じた次第です。
三線の稽古は、最初に一回だけ講習を受けたのですが、それ以外は独学なのですが、子供のころに習っていたクラッシックギターのスキルがとても役立っているように思います。笹部先生、ありがとうございます ^^
結果的に三線は私にとてもあっていました。
ほとんど毎日弾いています。
弾いても弾いても飽きないです。
まだまだ趣味レベルですが、一人でも多くの方に三線のよさをお伝えできればと思います。
三線はいいですね。まずヘビ皮のインパクト。これは大きいです。見た瞬間にみなさん「おおー、ヘビ皮だー、すごーい」となります。いわゆる「つかみはOK」です(笑)。
そしてなんと言っても音色。一音ならしただけでこれまた「おおー、やっぱり日本の音だね、心が癒されるね」となり、この時点ですっかり場がなごみ、あとは弾き手の腕前次第となります。そしてプレッシャーが高まるのですが(笑)
独り言のような長文を最後までお読みいただきありがとうございました。
三線の始め方、ボランティアでの訪問演奏の始め方、その他三線のケースやツメのことなど、ご質問があればお気軽にご連絡ください。
また、ボランティア演奏のご要望がございましたら、お気軽にご連絡ください。ぜひ伺わせていただきます。
それでは今後とも「三線訪問.net」をよろしくお願いいたします。
2015年10月
藤本哲人
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