今回は私が最初に購入した三線の楽譜「工工四(くんくんしー)」のご紹介です。

『ちんだみ 三線楽譜(工工四) 工工四百選集 沖縄の古典と民謡』
「三線のお店」で紹介した「ちんだみ三線店」さんが編纂されている工工四なのですが、これがとても良いです。

何が良いかというと、
その1:コンパクト!
その2:見やすい!
その3:唄が豊富!
の三点です。

その1「コンパクト!」

通常、楽譜本はA4サイズのものが多いのですが、この本はA4の約半分ちょいの大きさなのです。普段練習する際、A4サイズだと意外と置くスペースに困るんですよね。
それがこのサイズだとどこにでも気軽に置け、やや横長なので「バサー」っと閉じてくることもなく、非常に快適に使えます。

とても愛用している楽譜本なのですが、その一つの理由に、サッと出して、パッと使えるこのコンパクトさがあると思っています。

ちなみに、横23cm×縦15cm×厚さ6mm。重さ185g。と三線ケースに入れて持ち運ぶのにも苦労しないスグレモノです。
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その2「見やすい!」

1ページに一曲、長めの曲でも見開き1ページに一曲なのでめくる必要なし!
これはホントにありがたくて重宝しています。

また、文字が大きくて見やすいし、紙もクリーム色で目と心に優しい、と「見やすさ」にこだわりを感じるつくりとなっています。
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その3「唄が豊富!」

本のタイトルどおり、といいますか、タイトル以上の104曲(!)を掲載。
一冊の楽譜本で100曲以上を掲載している本はお目にかかったことがないのでビックリしました。
最初に見たときはどこから弾こうか迷ったくらいです。
今も迷いますけど(笑)

「安里屋ゆんた」や「十九の春」、「てぃんさぐぬ花」なんかのみんな知ってる沖縄の唄から、「島唄」「涙そうそう」「ハイサイおじさん」などのポップス、「唐船ドーイ」や「かたみ節」などの民謡など、バランスよく掲載されていて初めて三線に取り組む人から、ベテランの人まで長く使えるラインアップとなっています。
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「ちんだみ三線店」さんで三線をセット購入すると入っているのですが、三線の各部名称の説明、勘所(チブドゥクル)の図などもわかりやすく描かれていてチョット調べたいときに役に立つ、ほんとうに「小さいけれどデキるやつ」な一冊です。
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初心者の方も、ベテランの方も、持っていて損のない一冊。オススメです。^^